リトグラフ・ジクレー・シルクスクリーンを飾るには

奈良美智や村上隆、ちょっと古くはヒロヤマガタやクリスチャン・ラッセン、
リトグラフ・ジクレー・シルクスクリーンなど高度な技術で制作された版画作品は、
どのように額縁に飾って楽しめば良いのでしょうか。
こちらのページでは、こういった紙に表現された版画作品の額装方法を解説します。

版画作品は[額縁+マット]で飾る

マットの[窓抜き寸法]を決めるのが第一!


【品物よりも若干内側の寸法とする】

本紙全体を見せたいときの窓抜き方法です。
全体の大きさから10ミリ程小さくしましょう。
同じ大きさの窓抜きでは、品物が飛び出します。

【イメージに余白を足した寸法とする】

主に絵の外のサインを出すときが該当します。
サイン分の余白と、他の3辺にも余白を取ります。
サインのある側だけ余白をとるのはNGです。





【不定形の作品はゆとりを大切に】

主に境界のはっきりしない作品が該当。
狭く作品を区切ってしまうのではなく、
作品の広がりを大切に窓抜寸法を決めましょう。

【お好みの余白をとって窓抜き寸法とする】

余白の大きいイラスト、書などが該当します。
上部の余白を特に大切に。窮屈なのはNGです。
定規などで区切ってみると想像しやすいです。

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版画作品を額縁にセットする


版画の種類と価値(オリジナル性)について

版画の種類と技法

 版画は技法によって多様な広がりを見せています。
 版画というと浮世絵に代表される木版画のイメージが強いですが、石版画(リトグラフ)、 銅版画(エッチング、メゾチント、ドライポイント)、孔版画(セリグラフ、シルクスクリーン)といった技法に加え、 原版から写し取るという本来の版画の意味合いとは異なる、ジクレー版画の作品も見られるようになりました。

オリジナル版画
 作家が版画を制作する目的で下絵を描き、刷り上げられたもの。
 版画というとコピー的なイメージがありますが、オリジナル版画は作家自らの手で、あるいは自らの監視下において一枚一枚仕上げられた独立した創作物です。オリジナルの原画が他にある複製画とは明確に異なります。決められた枚数を刷り上げた原版は、壊すか、傷を入れて増し刷りできないようにします。

エスタンプ
 オリジナルの作品を原画として、複製を目的に作られた版画のこと。オリジナル作品は、版画作品ではない油彩画などであることが多い。セカンドリトグラフも同義語。

リトグラフ
 石版画。水と油の反発作用を利用した平版形式の版画です。もともとは天然の石灰石を版材にした版画でしたが、石材の入手困難と取り扱いの不自由さから、最近では亜鉛板やアルミ板などを使うのが一般的になっています。表面がギザギザの擦りガラスに油性クレヨンで絵を描いた状態を想像してください。この描画部分は水拭きしても反発して水は付きませんが、油性のものでしたらクレヨンになじんで付着します。この原理を利用したのがリトグラフです。
 油脂性原材、硝酸ゴム液などを使ったクレヨン、筆、ペンを用い、版に直接絵を描き、インクの付く部分とはじく部分を作って刷り上げます。リトグラフの最大特徴は制作にあたり、版材を彫ったり、腐食させたり、カッティングあるいはブロッキングしたりする技術的な工程から作家が解放されることです。つまりリトグラフは紙に絵を描くのとほとんど同じ感覚で、自由にイメージ表現ができるのです。

エッチング
 日本では『銅版画』と総称されています。銅版にニス状にしたアスファルト、ロウなどを薄くひいた面に、針状の用具で絵を描いた後、硝酸に浸して腐食させ凹凸をつくり、凹部にインクを盛って刷り上げます。最も古い技法は版に直接掘り込む方法で、用具によって『ビュラン』、『ドライポイント』があり、手法によって『メゾチント』、『アクアチント』などと呼ばれているものがあります。

木版画
 彫り残した凸部に顔料を付けて刷り上げる凸版形式の版画。ヨーロッパでは油性インクを使うのが普通ですが、日本では水性絵具を使い、和紙に染み込ませるようにバレンで刷り上げる手法が古くから行われています。江戸後期に発達した浮世絵版画は多色摺り版画として当時世界最高の技術と美しさであったことは良く知られた事実です。木版画には桜などの木を縦に割った木目のある面に彫版する『板目木版画』、ツゲなど緻密で堅い木を輪切りにした面に油性インクで刷る『木口木版画』があります。ベニヤやリノリウムもよく使われています。

シルクスクリーン
 この技法は簡単に言えば、謄写版印刷(とうしゃばんいんさつ)を大きくしてカラーで刷ったものといえます。木枠に張った絹又はナイロンの上に画像を切り抜いたフィルムを張りつけたり、光化学的に処理した感光剤でインクを通さない膜面を作り、枠内にインクを入れ、スキージーと称するヘラ状のウレタン板で、インクを押し出すように刷り込む技法です。シルクスクリーンは誕生・開発の歴史が浅く、用具・用材も次々と新しいものが生み出されました。セリグラフと同義語です。

ジクレー(ジークレー)
 ジクレーとは、吹き付けるといった意味合いを持つフランス語。ジクレー画とは、簡単に言うとインクジェットプリンタを使った印刷技法です。原版を介して色を写し取る版画とは異なり、デジタルデータをダイレクトに吹き付けるため原版が存在しません。そういった意味では『版画』ではありませんが、ジクレー版画、デジタル版画といった呼び名も定着しつつあります。
 最新のコンピュータ技術で原画を精密に表現できるジクレー画は、世界中での高い評価を背景に、昨今のアート作品の主流となりつつあります。

同一版を使って
 同一の版から摺りだされたものでも作品としては別に扱われる版画作品があります。

色違い作品
 まったく同一の版を使いながら、作家が別の効果を求めて異なった色彩で刷り上げた作品。

用紙違い作品
 同一の版から全く同一に摺刷されていながら、用紙の異なっている場合を言います。主に洋紙と和紙の二通りに刷り分けられる場合が多いようです。

手彩色作品
 モノクロームで摺刷した作品に、色版をかけるのではなく、作家が自らの手で水溶性の絵具を用いて加彩をしたもの。

アフィシュ
 美術展などの開催記念作品として少数部数限定制作された版画ポスターのこと。あるいは自らの版画原版を使用し、リトグラフもしくはシルクスクリーンなどの技法はそのままに摺刷した、非常にオリジナル性の高いポスターのこと。オフセット印刷などによるポスターとは異なり、原版画の持つ迫力と美しさを持っている。

サインとエディションナンバー

サイン
 サインの習慣は19世紀ごろ始まったといわれています。 各作品ごとに作家が直筆のサインを鉛筆でします。これは作家が自己の作品として認め、納得した出来ばえであることを是認した証しです。

ノーサイン
 ノーサインで市場にある版画には、意外と高価な作品が含まれます。なぜなら、ノーサインでも市場性がある、つまりは有名な作家の作品である場合があるからです。シャガール、ピカソ、そしてオールドマスターの作品等、これらはもしかすると掘り出し物なのかもしれません。しかし、それ以外のノーサインの作品は、やはり作者の承認がないので価値が下がること多いようです。

刷り込みサイン
 版上サインとも言われ、刷り上がった作品に後からサインを加えるのではなく、版画として刷られているものを指します。前述のエスタンプに多く見られます。作者の承認がないので、一般的に価値が低いと考えられます。但し、レンブラントなどのオールドマスター、ミューシャ、ロートレックなどの作品では、時代的にサインの習慣がなかったので版内の刷り込みサインが認められます。


スタンプサイン・印章
 ユトリロ、ローランサン、ピカソ等の作品にみられるスタンプを押したアトリエサインは、作者の死後、遺族等によって押されたもので、自署よりは当然価値は低くみられます。また、油彩などを複製版画にしたエスタンプにも、スタンプサインが多くみられます。これは版権等に承認があったことをも示しているので、単なるエスタンプよりは高い価格が付いているようです。日本画の複製版画などには印章が押されている場合が多いですが、これも一種のスタンプサインといえます。

作家以外のサイン
 作家の自筆サインではない場合があります。 これは、多くは作家が既に故人となっている場合で、その家族や著作権所有者、版元の摺師などによって為されたものになります。

エディションナンバー(限定番号・シリアルナンバー)
 刷り上った作品には、作家が自ら1枚ごとに、一連の作品番号を書き入れます。分母にあたるのが作品の限定数(エディション)で、分子は通し番号を表します。
 16/200という記載があるなら、限定200部の内の1枚であることがわかります。版画制作の工程上、刷り順とは関係なく入れられるため、16番目に刷られた作品であるとは限りません。出来の良い順に番号を付けるといったことも無いので、分子の数字にこだわるのは無意味といえます。

E.A(Epreuve d artiste)、A.P(artist proof)、H.C(Hors Commerce)
 これらの記号の作品は作家用として制作数の1割程度が同時に制作され、作家の所有となったものです。これは作家の記録のため、または制作に協力した人々へのお礼として使用されることが多いようです。コレクターが市場で品切れになった作品をどうしても入手したい場合、作家に依頼してこの記号の作品を分けてもらうことがあります。

お支払方法

取り扱いクレジットカード一覧
・クレジットカード        【手数料 ¥0】

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・代金引換           【手数料 ¥330】

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・銀行振込(前払い)    【振込手数料お客様負担】
楽天銀行 第二営業支店 (普通)7956253

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・郵便振替(前払い)    【振込手数料お客様負担】
11100(記号) 38108781(番号) ガクブチノタカハシ(カ

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・コンビニ後払い        【手数料 ¥330】
請求書発行から14日以内でお支払い。

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・法人専用コンビニ後払い    【手数料 ¥330】
請求書発行月の翌月末払い。   ⇒詳細はこちら。

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