ここは信州川中島、ご当地ゆかりの『川中島の戦い』を浮世絵で紹介するコーナーです。
江戸の浮世絵に見る川中島合戦
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=Introduction=
私と川中島コレクション




 戦国史上数ある合戦の中で、もっとも有名で激烈、しかも劇的な戦いといえば『川中島合戦』である。にもかかわらず信憑性の高い史実書は極めて少ない。代表的なのは「甲陽軍鑑」と「川中島五戦記」であるが、前者は武田方に、後者は上杉方に都合のよいように書かれ、史実性が確かとは言い難い。 江戸時代にも川中島合戦ブームが起こり、その都度、前記書をはじめ多くの史実書や軍記、絵本などが版木本として出版された。それらをベースに講談、歌舞伎、浄瑠璃などが演じられ大いに人気を博したようである。そのブームは当時技術的に完成し花開いた錦絵(浮世絵)のブームと重なり、川中島合戦物が大量に発行されたのである。
 浮世絵は多色刷り版画として当時世界最高の技術であり、ゴッホやモネら印象派の画家たちにも大きな影響を与えたことはよく知られているが、彼らの所蔵した浮世絵の中に「川中島」があることはあまり知られていない。
 川中島合戦の物語が浮世絵として残されたことは、この地に生を受けたものにとって大いに喜ばしいことである。本サイトでは、単に川中島の浮世絵を掲載するだけでなく、史実書や地元に語り継がれる内容を合わせ記載し、いまや地元文化となった『川中島の戦い』を浮世絵を通して語り継ぐことができたらと願うものである。しかし、何分にも筆者は史実にも浮世絵にも素人、多分にその理解に誤りがあろうかと思います。その節はどうぞお許しをいただきますよう、また、メール等でご指摘、ご教導を賜れば幸いです。
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長野県信濃美術館
「描かれた武士たち−武者絵の世界−」展
会期2007年7月28日〜8月26日

当サイト掲載中の浮世絵より16点が
上記展覧会に貸与・展示されました。



 本ホームページの作成に当たり、下記の文献および資料を参考にさらに一部引用させていただきました。
特に長野浮世絵研究会の川原廣美氏には、浮世絵の解説にあたり多くのお力をお借りしました。
厚くお礼申し上げます。

長野浮世絵研究会資料
高橋克彦著講談社文庫「浮世絵鑑賞事典」
稲垣進一編河出書房新社「浮世絵入門」
小林計一郎、酒井雁高執筆白文社「浮世絵川中島大合戦」
長野県立歴史館編集・発行「信濃における戦国騒乱の世界」
小林計一郎 著 銀河書房発行「川中島の戦−甲信越戦国史」
岡沢由往 訳 龍鳳書房発行「甲越信戦録」
吉池忠治著「甲越川中島戦史」

※本ホームページに掲載しております画像等の無断使用は厳にお断りいたします。

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