立体額の使い方ガイド

大きく2種類に分かれる立体額の構造と、立体額の使い方を解説いたします。


立体額の種類① フレーム深さをいかした立体額



ボックス額で額装

フレーム自体の深さをいかして立体額を作ります。
フレーム高さの中で完結するので、裏面や側面の見た目がすっきりするのがメリット。
内部の深さはフレームに依存するので、基本的に深さの変更は承れません。
また、フレームの高さは概ね50ミリ程度が限界です。
後述する「自由に深さを設定する立体額」に比べると、内部深さは控えめになります。

深さを支えるパーツの素材や色はフレームごとに異なります。
詳しくは商品の詳細ページでお確かめください。

立体額の種類② 自由に深さを設定する立体額



ボックス額で額装

フレームと別に製作したボックスを組み合わせて立体額を作ります。
中身のセットは、フレームとボックスを固定するL字金具のネジを外して行ってください。
高さのないフレームでも製作できるので、フレームデザインの選択肢が非常に豊富です。
ボックス内部の深さはご希望の寸法でご指示いただけます。
オンライン上では、深さ100ミリ以内でミリ単位の指定を承っております。
100ミリ以上の深さをご希望の場合は別途お問い合わせください。
フレームの高さはそのままなので、箱が深くなるほど後ろに出っ張った形になります。

ボックスの内部は布張りして化粧します。50種類以上の布地からお選びください。

立体額の使い方 【額縁のサイズ選択について】

立体額はタテヨコと深さに余裕のある大きさで選んで、
額縁内部の背面中央に品物を配置するのがベーシックな使い方です。

飾る品物よりも、30ミリ~大きなサイズを選びましょう


立体額の額装例

飾る品物の周囲に余白を確保して
額縁サイズを決めましょう。
立体額の構造上、飾る品物をぎゅっと
はめ込む使い方はできません。
余白は最低でも片側15ミリ(両側で30ミリ)、
余裕を持って片側40ミリ程度でもOKです。

深さの余裕は5~10ミリ位が一般的。
作品厚に10ミリ弱足した深さの額縁を選びます。
深さに余裕がありすぎると、
品物が奥まって鑑賞しにくくなります。
後述する「浮かし額装」もご覧ください。


立体額の使い方 【品物の固定方法について】

前述の通り、立体額は飾る品物よりも一回り大きなサイズを選びましょう。
周囲に余裕を持って用意した額縁に、下記の方法で品物を固定して使います。

画鋲や両面テープで手軽に固定する


画鋲や両面テープで手軽に固定する

比較的軽い品物や紙、写真の固定には、
画鋲、虫ピン、両面テープなどを使います。
扱いが簡単で手軽な固定方法です。

画鋲は対荷重の少なさが問題となります。
額縁の裏板は厚みが2~3ミリしか無いため、
針を深く刺し込むこともできません。
両面テープは粘着力の低下が心配です。
信頼の置けるテープを使うようにしましょう。
重量物にも対応しうる、強力な品も存在します。
両面テープは扱いが簡単なので、
粘着の問題さえクリアできれば非常に便利です。


紐や針金を使って品物を縛って固定する


紐や針金を使って品物を縛って固定する

形の定まらない物の固定には、
紐・ゴム・針金で縛るのがおすすめです。
例えば扇子など貼り付ける場所が無い品物は、
骨の部分を縛って固定するのがセオリーです。
裏板にキリで穴を開け、紐を通してください。
軽いものなら2箇所も縛ればOKです。

100円ショップなどに売っている、
髪留め用のゴム、カラー針金が活躍します。
造花も縛って固定するのが基本ですが、
カラーを合わせればゴムや針金が目立ちません。
品物自体にダメージが無いのもメリットです。

ネジ止めしてがっちり固定する


ネジ止めしてがっちり固定する

キャンバスや木製の品物は、
裏板を通してネジ止めするのが基本です。
品物の裏にネジ穴が開いてしまいますが、
これほど強力な固定方法はありません。
ずれる、落ちるといった心配は皆無です。
ネジが使えるなら、極力ネジ止めを選択しましょう。

お使いになるネジの長さにご注意ください。
ネジが品物を表まで貫いてしまうと台無しです。

左では額縁の背景にマットを採用しました。
裏板とマットをネジで貫いて留めています。

立体額の使い方② 【品物を彩る額装の工夫】

立体額での額装は、工夫次第でいくらでも装飾が可能です。
いろいろなアイデアを駆使して、品物をより輝かせましょう。

紙や写真は『浮かして』飾りましょう


紙の品物は少し浮かして飾りましょう

浮かし額装とは、品物の裏に土台を付けて、
少し浮き上がらせて固定すること。
せっかく立体額で飾るのですから、
深さを存分に活かした額装にしましょう。
浮かし加工をすることで奥行きが強調され、
メリハリのある額装に仕上がります。
土台は見えないように小さめにするのがコツ。
発砲スチロール、ダンボール等がお手軽です。

【アートボックス35 A4サイズを使用】
エゴン・シーレのはがき絵を額装しました。
背景は付属の裏板をそのまま利用。
固定方法は両面テープです。

背景を工夫しましょう


額縁内部の背景にこだわって作りましょう

立体額は、飾る品物の周囲が目に付きます。
折り紙、英字新聞、包装紙などを、
背景の化粧として使ってみましょう。
背景にこだわるとぐっと雰囲気が出ます。
後述する額装マットを使うのもおすすめです。

【フォルファーボックス A4サイズを使用】
背景として、A4サイズの写真を用意。
たわまないように全面を貼り付けました。
紙粘土の手形と足形を土台に乗せて、
写真の上に貼り付けて固定しています。

立体額の使い方③ 【額装マットと組み合わせる】

「額装マット」とは、1.5ミリ程度の厚さのある厚紙です。 ⇒ 額装マットとは?
水彩画や写真の額装によく使うマットですが、立体額との組み合わせも可能です。

マットの注文ページ   マット全色一覧を見る

背景として額装マットを使う


フォルファーボックスの背景に布マットを配置した額装例

豊富なバリエーションを誇る額装マットを、
立体額の背景として使ってみましょう。
色も質感も様々な額装マットで、
お好みのコーディネートが楽しめます。
額装マットは丈夫な厚紙なので、
飾る品物を固定する土台としても優秀です。

【フォルファーボックス A4サイズを使用】
パズル状になった金属プレートの額装です。
背景はスウェード調の布張りマット。
マット色は「スエード象牙24601」です。
厚手の両面テープで品物を固定しました。

背景として窓抜きしたマットを使う


立体額で作ったウェルカムボード

紙状の物と立体物を一緒に飾る場合、
窓抜きした背景マットを用意してみましょう。
窓抜き部分に紙をセットすると、
額縁内で高低差が生まれてメリハリが出ます。
窓抜き以外の部分は背景土台として利用可能。
造花や小物をお好みでレイアウトしましょう。

【アートボックス35 四ツ切サイズを使用】
立体額で作ったウェルカムボードです。
背景にクリーム色の窓抜きしたマットを配置。
印刷物のタイトルを窓抜き内にセットしました。
会場イメージの写真は「浮かして」います。
造花はポイントごとに縛って固定。

前面と背景に額装マットを使う


立体額はマットと組み合わせることも可能

マットは背景として使う以外に、
窓抜きして前面に配置することも可能です。
(左の額縁断面図をご確認ください)
前面のマットが立体感を強調する他、
マットを2枚選択することになるので、
カラーコーディネートの幅が広がります。

【アートボックス35 A4サイズを使用】
前面と背景に窓抜きしたマットを採用。
タイトルを背景マットの窓抜き部分にセット。
ビニール人形を背景両脇に両面テープ留め。
タイトルは本の表紙のカラーコピーです。

立体額の種類ごとに、マットを入れられる厚みの余地が変わります。
例えばアートボックス35の場合、2ミリ厚までのマットが入ります。⇒断面図
上記では1.5ミリ厚のマットを2枚入れていますが、裏板を若干飛び出させて対応しました。
「5881」「8201」は厚みの余地が多いので、問題なくマットが2枚入ります。
詳しくは商品詳細ページの断面図をご覧ください。

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