額縁の表面カバー、アクリルとガラスの違いについて

額縁には基本的に、アクリルやガラスといった表面カバーが付属します。
このページではアクリルとガラスの違いや、UVカットについて解説いたします。

アクリルの単品販売も行っております。 通常アクリル UVカット強化アクリル

表面カバーの種類① アクリル(通常品)

アクリルは軽い!割れにくい!紫外線をカット!


☆軽い(ガラスの半分程度の重量)
☆割れにくくて安全
☆ガラス以上に透明度が高い
☆室内紫外線を90%程度カットし、品物の日焼けを軽減する
★ガラスよりも若干高価
★強くこすると傷が付く
★静電気を帯びやすい
★温度変化で伸びが生じる


額縁の表面カバーとして、最も普及しているのがアクリル。基本的にガラスの上位互換品です。
同じものと思われがちですが、『アクリル』と後述の『透明シート』は全くの別物。
アクリルは経年劣化による変色、変形なども起こりにくい、対候性に優れた素材です。
また、ガラスほどではありませんが、平面性に優れるのでたわみ、ゆがみも気になりません。
額縁が大サイズの場合は、3mm厚のアクリルを採用すると良いでしょう。

特筆すべきは紫外線(UV)カット効果です。
アクリルは素材自体にUVをカットする効果があり、室内紫外線の9割程度をカットできます。
紫外線は日焼けなどの劣化を引き起こす美術品の天敵。
表面カバーをアクリルにすることで、品物の保存性は格段にアップします。

お客様が最も気にされるのは、傷が付いて曇ってしまうのではないかということだと思います。
額縁を普通に飾っているだけで、アクリルに傷が付くことは考えられません。
お掃除の際は、柔らかい布で拭き掃除を行ってください。
よほど硬い物でこすらない限り、アクリルが傷付くことはありません。

表面カバーの種類② ガラス

アクリルに劣るガラスは敬遠されがちです


☆傷が付きにくい
☆アクリルよりも安価
☆アクリルよりも平面性に優れる
★重い
★割れると危険
★大サイズに使用することは不可能
★いわゆるガラス色である(緑がかった透明)


めっきり使う機会が減っているのがガラス。大きな額縁の場合、選択肢にも入りません。
額縁が小さい場合のみ、選択肢としても良いでしょう。
額縁の各メーカーも、ガラス付きの額縁は徐々に減らし始めています。

ガラスの使用が好ましいシチュエーションは限られています。
品物を強く押さえつけたい場合、お仏壇など汚れやすい場所に飾る場合、
(糸状の作品など)静電気の影響を避けたい場合くらいでしょうか。
ガラスとアクリルで迷ったら、アクリルを選択することをおすすめいたします。

表面カバーの種類③ アクリル(UVカット強化型)

デメリットもあるUVカット強化アクリル


☆紫外線カット率が高い(98%程度)
★高価
★通常アクリルに比べると、若干ながら黄色い

基本的なメリット/デメリットは通常アクリルに準じます。


紫外線カット能力を高めたアクリルです。
通常アクリルの約90%に対し、約98%の紫外線カット率を誇ります。
この10%弱の違いを、大きいと見るか小さいと見るかはお客様次第。

当店はUVカット強化アクリルを積極的にはおすすめしておりません。
通常アクリルに対して、紫外線カット率を10%弱しか高めることができないからです。
巷ではUVカットを大々的に謳っていることがありますが、
アクリルがUVをカットするのは素材自体の性質です。
アクリルである以上、紫外線をカットするのは当たり前なのです。

表面カバーだけに気を使うよりも、直射日光を避ける、温度/湿度変化を少なくする、
紫外線が照射されないLED照明を採用するといった対策を優先しましょう。
作品の長期保存を考えた場合、部分的な対策ではなく総合的な対策が大切なのです。

表面カバーの種類④ 透明シート(塩ビ/PETなど)

簡易的な表面カバーが透明シートです


☆安価
★若干透明度に劣る
★薄く、平面性に劣るためたわみなどが生じやすい
★紫外線、熱などに弱く、変形が起こることがある


価格を重視したポスターフレームなどに採用される表面カバー。
塩ビ製、PET樹脂製など若干の種類がありますが、基本的な性質は同じです。
価格に優れる反面、デメリットも目立ちます。

透明シートは厚さにバリエーションがあるので注意しましょう。
商品によって、0.4mm、0.6mm、1mmとカバーの厚さが異なります。
1mm厚ならそれなりに平面性、品物の押さえとしての効果がありますが、
0.4mmとなると、シートというよりもフィルムという表現が適しているかもしれません。
商品詳細ページに、表面カバーの厚みの記載がありますのでご覧ください。

ちなみに、透明シートの単品販売は行っておりません。

表面カバーの種類⑤ カバー無しで額装する

額縁の中身を剥き出しで飾ります


☆油絵の額装の場合
☆アクリル画の額装の場合
☆写真の展示会など、光の反射を取り除きたい
☆作品をより鑑賞しやすくしたい
☆大サイズでアクリルの用意ができない
★汚れ、破損の危険性が高まる
★紫外線カット効果が無い


基本的には表面カバーを付けるのがおすすめですが、剥き出しで額装する方法もあります。
油絵、アクリル画は耐久性が高く、紫外線の影響も少ないため、カバー無しの額装に向きます。
汚れた場合も、雑巾などで拭き取ることが可能なため、デメリットが目立ちません。
(絵画のクリーニングは専門家の監修で行ってください。)

表面が大きく盛り上がった品物など、あえて前に飛び出させることもあります。
こちらの「一角仙人のお面」はまさにその好例ですが、
表面カバーの無くなるデメリットは無視して、仕上がりの迫力を重視した結果です。

場合によってはカバー無しの額装がより適していることもあるでしょう。
特に大サイズともなると、重量、アクリルの価格の問題が大きくなります。
品物の状態、予算などと合わせて、カバー無しの額縁もご検討ください。

紫外線(UV)と保存額装について


ガラス、アクリル、UVカット強化アクリルを比べた紫外線透過グラフ


 紫外線とは波長が14~380nm(ナノメーター)以下の不可視光線で、作品に退色(日焼け)や劣化をもたらします。 油絵・アクリル画は比較的影響を受けにくいのですが、水彩画・ポスターなどは紫外線に弱く、簡単に退色が起こります。 そんな美術品の大敵・紫外線ですが、アクリルには素材自体の特性として紫外線を通さずカットする性質があります。
 室内での紫外線(300~380nmの波長)においてアクリルとガラスを比べると、 ガラスで約30%、通常のアクリルは90%以上、UVカット強化アクリルでは98%以上の紫外線をカットします。 UVカット強化アクリルとは、主に美術館などで使用されるアクリルにUVカット加工が施された製品。 通常のアクリルでも大部分の紫外線をカットできるので、こだわりの額装向けのアイテムと言えるでしょう。

 弊社では旭化成、クラレの1.8㍉厚のアクリルを通常品として、UVカットアクリルも同社製2㍉厚の製品を採用しています。 アクリルは紫外線をカットする性質とともに、プラスチックの中で最も優れた透明性(反射光7%)や耐候性を誇る製品です。
 混同されがちですが、安価なポスターフレームに使われる、塩ビシート、PET樹脂のフィルムなどとは根本的に異なります。 塩ビやPET樹脂で作られた透明シートは、紫外線・熱等の影響によって変色(黄変)・変形することがままありますが、 よほど過酷な環境でない限り、アクリルに変色や大きな変形は起こりません。アクリルとしての品質も国産品で安心です。

 ただし、いくらアクリル等によって額装品を守ろうと、額縁は直射日光や強めの照明を避けて飾りましょう。 100%紫外線をカットすることは不可能ですし、寒暖の差による悪影響、額縁本体の劣化が起こるかもしれません。 紫外線が少ないLED照明を使う、照明をこまめに消すなどの工夫で、額装品を末永くお楽しみいただけることでしょう。

参考URL
http://www.paraglas.jp/comoglas/
http://www.aktp.co.jp/aktp_mma/data.html

アクリルの単品販売も行っております。 通常アクリル UVカット強化アクリル

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