額装実例集

 東海ラジオ「矢野きよ実の朝は矢野流」のパーソナリティー、矢野きよ実さんの書の額装。同番組のイベントで当選した品物だということです。長さ170cm、幅90cmととても大きな作品。矢野きよ実さんはタレント、ラジオパーソナリティーとして活動される傍ら、書家としても活躍されています。
　作品が裏打ち済みでしたので、当社ではパネルへの張り込みのみ行いました。裏打ちで補強されているとはいえ、これだけの大きさの書をただ額に納めるだけでは不充分です。いくら表面カバーと裏板パネルで挟んでも、ずり落ちやたるみが生じます。裏板パネルの側面に作品の周囲を折り返し、しっかりと張り込みを行いました。
　書道や水墨画の作品は、作品の周囲にマットや布地を配するのが基本ですが、大きすぎる作品にはあまりおすすめできません。輪をかけて額縁が大きくなってしまいますし、価格も跳ね上がってしまいます。書道のデモンストレーションなどで書かれた大きな作品は、ぴったりサイズの額縁に納めるのが現実的です。