タイシルク 刺繍
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タイで求めた刺繍、臙脂色の布地に金糸が美しく輝きます
額装例の説明
【タイシルク 刺繍】
#3347(こちらは額装例のご紹介です)
タイ旅行で求めたタイシルクの刺繍作品です。臙脂色の布地に金糸が美しく輝いています。作品のいわれはわかりませんが、宗教的、神秘的な雰囲気が感じられる作品。規格サイズの正方形40cmの額縁を利用しての額装です。
布地の後ろを紙貼りして、皺やたるみを補強してから額装しました。いわゆる[裏打ち]と呼ばれる作業です。お店などで求める刺繍作品は、あまり皺やたるみが目立たないことが多いですが、それでも裏打ちの効果は抜群です。布地がピシッと伸びて補強され、刺繍の輪郭や色合いがはっきりして際立ちます。作品をお送りいただくお手間と、作業工賃をご負担いただく必要がありますが、額縁は十年二十年と飾ることもざら。毎日目に触れることを考えて、なるべくベストな状態で額装したいものです。
お客様の手での額装にこだわるなら、布地を周囲に引っ張って固定することを意識しましょう。布地用の両面テープを駆使して、刺繍の周囲をマットの裏面に固定します。挟み込むだけでは徐々にたるんでしまうので、それなりにしっかりと固定することは必須です。徐々にたるんでいくと、意外と気付きません。いつの間にか、皺やたるみができた作品を飾っていることになってしまいます。
他の額装例も見てみよう!
⇒「刺繍/クロスステッチ/レース編み」 の額装例一覧 ⇒「海外民芸品」 の額装例一覧
額装例の仕様
【タイシルク 刺繍】
額縁内寸法 |
400×400(40角) |
窓抜き寸法 |
300×300程度 |
使用フレーム |
一般額 クーベ |
既製品/特注品 |
既製の額縁を使用 |
額縁の構造 |
一般額にマットを付けて額装 |
額縁の構造 |
ダブルマット |
額装方法 |
刺繍を裏打ちして額装 |
マット色 |
もみ紙白20101×メタリック金(廃番) |
製作年月日 |
2019年7月 |
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刺繍を額縁に入れるには
刺繍は一般額を使って額装すると良いでしょう。多種多様な『比較的薄い平面作品』に対応する、もっとも基本的な額縁です。
一般額はマットと組み合わせて使います。マットは寸法調整、品物の保護、見栄えの向上など、様々なメリットをもたらします。マットが付くことで、表面カバーと刺繍の間に空間が生まれることもポイント。表面カバーが刺繍に密着すると、せっかくの作品の風合いが死んでしまいます。より立体感のある刺繍には『ダブルマット』を採用すると良いでしょう。
刺繍の額縁をお探しなら、まずは一般額の『額縁のサイズ候補検索』をお試しください。特注寸法の額縁製作も可能ですが、一般額のサイズ展開は非常に豊富です。刺繍の見せたい部分の寸法よりも、一回り大きな額縁を探しましょう。
裏打ち(刺繍の皺伸ばし)について
刺繍を額縁に入れる際、必ず検討しなくてはならないのが『裏打ち』についてです。裏打ちとは品物の裏面に紙を貼り付け、品物のしわやたるみを矯正して補強すること。しわを正さないことには、せっかく額縁に入れても見栄えがしません。
裏打ちには専門技術が必要です。刺繍作品を弊社にお送りいただければ、熟練のスタッフによる裏打ち作業を経て、完成した額装品をご返送いたします。ご自分で額装するとすれば、布地を引っ張って皺を伸ばしつつ、両面テープ等を駆使して貼り付けてしまいましょう。裏打ちの仕上がりには及びませんが、小さめの作品や比較的平坦な刺繍なら充分美しくなります。
刺繍の額装方法を詳しく解説!「刺繍額装術」はこちらから。