額装実例集

 岩田専太郎の作品をオーダーで額に入れました。パネル張りの水彩画作品です。パネル厚が27と厚めでしたが、ドロ足を調製して深さをとって納めてあります。
　水彩画は紙の状態で額に入れることがほとんどです。パネル仕立ての作品だったとしても、パネルから剥がして額装します。紙の状態での額装は額縁の構造が単純になるメリットがありますが、紙のたわみが生じる可能性があります。その点パネル仕立てのまま額縁に入れると、しわやたるみが起こりにくくなります。
　それぞれにメリット、デメリットがありますが、基本的に大きな作品はパネル仕立てのまま額装することをおすすめします。小さいサイズでは目立たない、たるみ、しわの問題が顕在化し易いからです。