型染めの伝統に根ざしながら、自由な色彩とカタチで日常の歓びを表現し続けた染色家、柚木沙弥郎氏デザインのタイルをお預かりし額装しました。
2021年~22年に開催された「life・LIFE展」のために描き下ろされたデザインで、岐阜県多治見のタイルブランド「TAJIMI CUSTOM TILES」が焼き上げた限定品です。温かみのある大らかなモチーフと、シンプルで鮮やかな色彩。デザイン&タイルのコラボレーションの魅力が存分に伝わる品で、日常の空間に鮮やかな彩りを添えてくれます。
額縁はまず、タイルの厚み5mmが収まるものから選びました。丁寧な作りとナチュラルな質感を楽しめる「
GT501・木地色」を合わせています。クリア塗装で仕上げられた明るい木の風合いが軽やかです。マットは、断面にイエローが出る「
カラーコア黄10192」を使用。白いマットと白いタイルの境目に、さりげないアクセントが加わります。
一見厚みのある作品を飾っているように見えませんが、重みのある作品を支えるために、落とし構造をつくり、タイルを一つ一つはめ込んであります。マットの後ろで、作品をしっかりと支え、重たさを感じさせないスマートな仕上がりになるのが特徴で、安全度が高いことに加え、全く同じ形状のタイルなら、背面の裏板を開け、差し替えることも可能です。
民藝運動の精神を原点に、100歳を超えてもなお朗らかで生命力あふれる作品を生み出し続けた柚木沙弥郎。その愛らしいモチーフを、組み合わせて飾るというお客様のアイデアも素晴らしく、特別なアートとして仕上がりました。