額装実例集

 東山魁夷の代表作「緑響く」の額装です。キャンバス画布に再現された作品をお預かりし、画布を厚さ20ミリ程度の土台に張り込んだ上で、ステンレス製の額縁に飾りました。
　ステンレス製の額縁は、年々シェアが減少しています。ステンレスならではの光沢のある質感で、高価ながらも一定の需要を確保していたステンレス額ですが、アルミ額の塗装技術の向上により、徐々にシェアを奪われているのが現状です。見た目に大きな違いがないと、3倍もの重量や価格の高さのデメリットが際立ってしまいます。
　ステンレス額は一般的にはあまり販売がされないようになってしまいました。現在でも目にする機会があるのは、美術館などで過去に作られた日本画額が多いかと思います。こちらの額装例も、美術館で見た「緑響く」に極力近づけたいというご希望に沿った額縁です。
　ステンレス額のweb上での販売は行っておりませんが、お問い合わせいただければ受注生産での対応が可能です。こだわりのお客様は是非当店にご相談ください。