額装実例集

 人間と共に生きる馬にとって、蹄鉄は欠かせません。人や荷物を載せるとどうしてもひづめの負担が大きくなるため、蹄鉄を付けてひづめを守る必要があります。現在の蹄鉄はアルミ合金で作られることが多いようですが、明治以前の日本では、蹄鉄の代わりにわらじを履かせてひづめを守っていたそうです。
　蹄鉄は消耗品なので、競走馬で2週間、乗用馬で1-2ヶ月で付け替えることになります。残った蹄鉄はリユースされ、縁起物として人気があります。Uの字の向きに飾るのが、ご利益を呼び込むポイントだということですが、ドアなどにそのままぶら下げても味気ないかもしれません。内部に深さのある立体額を利用して飾るのがおすすめです。蹄鉄を付けていた馬の写真と合わせて飾ると、より想い出深いインテリアになることは間違いありません。