額装実例集

 古美術屋さんで見つけたお地蔵さま。特にいわれなどは不明の品物のようですが、ひとめぼれしてお求めになられたそうです。年季は入っていますがお顔などははっきりしていて、17cm程度と大きくはありませんが、6人が揃うとなかなか壮観です。
　深さを85ミリほど確保した立体額を用意し、バランスよく並べて配置しました。お地蔵さまの背面の見えない位置に、少しばかりの台座を噛ませてネジ止めしています。ほんの1cm程度ですが、お地蔵さまが額縁の背面から浮き上がって固定されることで、全体の見た目が格段にスタイリッシュになります。ボックスの内部にはどんす柄の布地を貼り込んで、格調高くお地蔵さまを彩りました。
　ずっとむき出しのままで飾られていたであろうお地蔵さま、これからは額縁というケースに納まって飾られます。埃などに悩まされることも無くなって、保存性も格段に向上しました。きっと、今まで以上のご利益が感じられることでしょう。