額装実例集

 家紋とタイトルプレートを一枚の板に固定してあるものを、台座ごとそのまま利用し額装しました。金属のプレートですので、あまり厚みがなかったとしても、想像以上に重さが生じます。内部に必要な深さを作りつつ、板を支える部分はしっかりとした造りにするため、斜めの浮かし材を使いました。たわんだりせず安心して飾り続けることができます。
　今回は、プレートが取り付けてあった赤いスエード板の色合いと合わせ、渋すぎない洋風の額装になりました。フレームはゴールドを落ち着かせた色で、一部ツヤ有り。愛らしいモチーフの青銅色のプレートと組み合わせると、古めかしくなりすぎず、華やかで格式ある雰囲気に仕上がりました。
　今回のように、家紋やレリーフが板に取り付けてない場合でも、家紋を留めていた裏金具などは一緒に取っておいて頂ければそのまま利用できるかもしれません。また、素のままの金属のプレートなどは、手にした重さでどう飾っていいか戸惑うこともあるかもしれませんが、経験に基づき適した方法を提案させていただきます。是非ご相談ください。