額装実例集

 カリグラフィとは、「美しい書き物」を意味するギリシャ語。古代ヨーロッパで始まったカリグラフィは、メッセージカードなどを通して生活の中に取り込まれつつ、多彩なスタイルに発展を遂げてきました。日本で美しい文字というと書道作品をイメージする方が多いと思いますが、カリグラフィをまさに「西洋書道」と呼ぶこともあるようです。
　曲線の輪郭で丁寧にカットされた作品を生かすために、額縁を深さのある立体額とし、作品に土台を付けて浮かして額装しました。背景をスエードの深みのある赤にすることによって、奥行きが生まれ重厚な額装に仕上がりました。
　カリグラフィ作品には、主役の文字はもちろんのこと、トータルでのレイアウトや色使い、モチーフの配置、紙の色など細やかな心配りがされています。カリグラフィの目的である「文字をきれいに魅せること」を実現するために、額装にもこだわってお選びいただければ、さらに素晴らしい仕上がりとなるでしょう。