額装実例集

 105cm×160cmほどの、大きな大漁旗の額装です。金属製のフレームで、丈夫にすっきりと仕上げました。
　大漁旗にもいくつか種類があるようですが、こちらは最も一般的な大漁旗と言えるのではないでしょうか。1枚物の布地で、旗の左上、左中央、左下に紐通しの穴が付いている形です。
　紐通しのハトメ金具などは、額装の際に邪魔になります。こちらの額装例でも、金具などを外した上で額縁に納めました。ハトメ部分は布地に穴が開いている訳ですが、後述する通り旗の周囲は若干隠れるので問題ありません。
　これだけの大きさの布地ですから、表面カバーと裏板で挟むだけでは綺麗になりません。皺を伸ばしてビシッと固定する必要があります。支持体となる裏板パネルを用意し、旗の周囲を裏板パネルの側面に折り返して貼り付けました。均等に四方に引っ張りながら貼り付けることで、平坦で美しい仕上がりになります。
　賑やかな大漁旗を見ると、なんだかうきうきと心が躍る気がします。みんなの気持ちを繋ぐ社旗を飾って、元気よく日々の業務に努めてみてはいかがでしょうか。