額装実例集

 日本国から授与される褒章や勲章ですが、万一紛失してしまった場合、改めて交付されることはありません。いずれも章と賞状が授与されますが、どちらも無くすとおしまいです。再交付の代わりに、褒章の場合は有章証明書、叙勲の場合は有勲証明書を受け取ることができます。紛失しないと申請できないので、ある意味最初に授かる賞状よりも貴重な品物です。
　こちらの額装例は藍綬褒章の有章証明書です。褒章のメダルとメダルのケースも一緒に額装しました。褒章記(賞状)のみ何らかの理由で紛失されたようです。勲章や褒章はいただいてすぐ額縁に飾る方が多いと思いますが、勲章や褒章が単独で見つかった場合は、証明書の交付を申請してみても良いかもしれません。章と証明書をまとめて飾れば、授与年月日などもわかるので、充分賞状の代わりとなりえます。