額装実例集

 ヒグチユウコさんの塗絵本、「Museum」をモチーフにしたスカーフの額装です。ヒグチユウコさん自身のブランド、Gustave(ギュスターヴ)で販売されているスカーフ。猫好きならずとも、繊細な描写と色使いに目を引かれてしまいます。フレームの豪華さとは対照的に、コストパフォーマンスに優れる「DG-9390/ゴールド」で額装しました。
　正面から見ると分かりませんが、少し角度を変えてみると中央付近を横切るラインが目に付きます。スカーフ額装では、スカーフを完全に伸ばして張り込みますが、平坦に貼られても折り目の跡が見てとれてしまうことがあります。これは折り目の部分に生地の微妙な変化が起こり、光沢の違い等を作ってしまうため。これは生地自体に生じている変化なので、修正することができません。前述の通り、正面から見ると分からない場合がほとんどですが、手で伸ばしても山型が残るような強い折り目は、仕上がり時にも目に付く場合があります。