額装実例集

 私財を投げ打ってタイ・シルクの復興とその売込みに没頭した、JIM THOMPSON(ジムトンプソン)。その名を冠したブランドは、タイシルクの代名詞として世界中で親しまれています。このところ、当店でもジムトンプソンの額装依頼が多くなってきました。タイらしいガネーシャの絵柄で、オリエンタルな雰囲気が感じられます。
　一般額の規格サイズ、50角を使って額装しました。フレームはアルミ製の「BH-18E」です。BH-18Eはロングセラーを誇るアルミ額。こなれた価格と合わせ易いデザインが特徴です。規格サイズを使用し、かつ安価なフレームを選択しましたので、工賃を含めた金額もお手ごろに済みました。ハンカチは真四角ではないため、厳密に言うと正方形の額縁ではサイズが合いません。上下左右のマット幅が微妙に異なることになります。とはいえ、見た目に大きな違和感は出ないので、規格サイズの額縁も充分選択肢に入ります。
　ちなみに規格サイズの額縁を使うには、マットでサイズ調整を行う必要があります。マット無しの額縁の場合、規格サイズの額縁は使えません。寸法のずれを隠す物が無いと、飾っても見苦しくなるだけです。
　ちなみにこちらの「一般額 BH-18E」ですと、額縁の内部深さに余裕がありません。深さが足りない分、裏板を取り除いてセットするため、ハンカチを貼り込んだ土台が後ろでむき出しになります。機能上は特に支障はありませんが、裏面の見た目も気にされる場合、他の額縁を選択するのが無難です。