額装実例集

 ウェディングドレスのデザインを、ひとつひとつ再現した圧巻のパッチワーク。9種類のウェディングドレス、それぞれの特徴が手に取るようにわかります。ふっくらと膨らんだスカートの質感を損なわないよう、深さに余裕を持って仕上げました。フレームは渋めのゴールド、深さを支えるパーツは黒の布地を張り込んで、ドレスの白が目立つようにしてあります。
　これはパッチワークの額装だけに限ったことではありませんが、額縁に入れる作品には、中心となる絵柄以外の余白があると作業が行いやすくなります。こちらの額装例の場合、深さを支えるパーツの下に隠れた布地部分がありました。この布地部分を引っ張り、留めるための糊代的な使い方をしています。この糊代部分があるかないかで、額装作業が段違いに困難になることがあります。始めから作品周りに余裕がないなら仕方ありませんが、作品を小さくカットしてしまうと、後々困ることになるかもしれません。