額装実例集

 大相撲の名だたる力士の手形が揃った貴重な一品。本紙の大きさは書道用紙の定番サイズ、半切(348×1365)です。
　乾式裏打ちで作品をしっかり補強、しわ伸ばしをしてから、布地の上に張りこんで額装しています。これが通常サイズの品物ならマットを窓抜きして飾るのですが、450×1600の大きさに対応できる1枚物のマットは存在しません。布地をバックに張り込み、そこに作品を張り込むのは昔からずっと続いてきた額装方法です。マットによる額装が一般的ではなかった頃は、小さい作品でもこのように飾っていました。
　基本的にはマットを窓抜きする方がメリットが多いのですが、様々な額装方法から作品にあったベストなやり方を選ぶのが肝要です。