額装実例集

 明治時代の勲記と勲章をオーダーで額に入れました。勲章ケースも一緒に収めてあります。
　この時代の勲記は現在より一回り大きいサイズです。勲記とは勲章とセットでいただく大きな賞状のこと。現在の勲記は420×595ミリですが、こちらの勲記は455×606ミリでした。
　455×606ミリの大きさは、昭和初期まで続いていたようです。勲記はまず420×595ミリの大きさですが、ご注文の際は一応賞状の大きさをお確かめください。100年近く昔の物だと、賞状サイズが異なる場合があります。
　ちなみに叙勲や勲章が関連する日本の栄典制度は、2003年(平成15年)に全面的に改正されました。それ以前の勲章は若干現行のものよりも小さく、勲章ケースも一回り小さいものでした。(タテ98×ヨコ65×厚み25ミリ)額縁のタカハシの叙勲額・勲章額は勲章ケースも飾れますが、勲章ケースが小さいとはめ込んで飾ることができません。別途工賃ではめ込み部分の調整が可能ですので、改正前の勲章をお持ちの方はお知らせください。