ちいさな刺繍の図案集
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窓から刺繍の世界を覗き込む、デザインマットでの額装例です
額装例の説明
【ちいさな刺繍の図案集】
#2927(こちらは額装例のご紹介です)
ブティック社「ちいさな刺しゅうの図案集」を参考にした、刺繍作品の額装です。こちらの図案集には、「絵を描くように刺しゅうする」を合言葉に、可愛らしいモチーフが溢れています。見ているだけでも楽しそうですが、せっかくですからたくさん刺繍作品に仕上げましょう。
完成した作品は、裏打ちを行ってから額装するのがベストです。裏打ちには職人技術が必要ですので、作品を弊社でお預かりいたします。刺繍を簡易的に額装することも可能ですが、裏打ちした作品の見栄えには適いません。
マットには上部を丸くしたデザインカットを施しました。まるで絵本を開いて覗き込んでいるような雰囲気で、可愛らしい刺繍作品をより引き立てています。
実は作品のいたるところに、茶色の染み汚れがありました。概ね刺繍部分よりも外側で問題にならなかったのですが、男の子と女の子が並んでいるすぐ左上あたりにも汚れがありました。丸型の窓抜きはその染み汚れを隠すための策だったのですが、結果的に全体のデザインがまとまって良い額装になりました。
他の額装例も見てみよう!
⇒「刺繍/クロスステッチ/レース編み」 の額装例一覧 ⇒「マットのデザインカット」 の額装例一覧
額装例の仕様
【ちいさな刺繍の図案集】
額縁内寸法 |
242×303(八ツ切) |
窓抜き寸法 |
172×233程度 |
使用フレーム |
一般額 MH-E12J |
既製品/特注品 |
既製の額縁を使用 |
額縁の構造 |
一般額にマットを付けて額装 |
額縁の構造 |
ダブルマット仕様 |
額装方法 |
作品を裏打ちしてから額装 |
マット色 |
アイボリー × オレンジ |
製作年月日 |
2016年10月 |
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刺繍を額縁に入れるには
刺繍は一般額を使って額装すると良いでしょう。多種多様な『比較的薄い平面作品』に対応する、もっとも基本的な額縁です。
一般額はマットと組み合わせて使います。マットは寸法調整、品物の保護、見栄えの向上など、様々なメリットをもたらします。マットが付くことで、表面カバーと刺繍の間に空間が生まれることもポイント。表面カバーが刺繍に密着すると、せっかくの作品の風合いが死んでしまいます。より立体感のある刺繍には『ダブルマット』を採用すると良いでしょう。
刺繍の額縁をお探しなら、まずは一般額の『額縁のサイズ候補検索』をお試しください。特注寸法の額縁製作も可能ですが、一般額のサイズ展開は非常に豊富です。刺繍の見せたい部分の寸法よりも、一回り大きな額縁を探しましょう。
裏打ち(刺繍の皺伸ばし)について
刺繍を額縁に入れる際、必ず検討しなくてはならないのが『裏打ち』についてです。裏打ちとは品物の裏面に紙を貼り付け、品物のしわやたるみを矯正して補強すること。しわを正さないことには、せっかく額縁に入れても見栄えがしません。
裏打ちには専門技術が必要です。刺繍作品を弊社にお送りいただければ、熟練のスタッフによる裏打ち作業を経て、完成した額装品をご返送いたします。ご自分で額装するとすれば、布地を引っ張って皺を伸ばしつつ、両面テープ等を駆使して貼り付けてしまいましょう。裏打ちの仕上がりには及びませんが、小さめの作品や比較的平坦な刺繍なら充分美しくなります。
刺繍の額装方法を詳しく解説!「刺繍額装術」はこちらから。