和服の日本刺繍
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着物の刺繍部分をカットして額縁に入れました
額装例の説明
【和服の日本刺繍】
#2207(こちらは額装例のご紹介です)
もう着なくなった着物、でも想い出がいっぱい詰まった着物です。
着物を四角にカットし、乾式裏打ちしました。裏打ち後の着物は少し厚手の平らな品物になります。こうなってしまえば額装は簡単。紙と同じ手法で額装できます。
オーソドックスなマットをつけた額縁に入れました。マットには面金加工を施して、奥行きと見栄えを向上させています。面金付きのマットは華やかな着物の柄にもぴったりです。
他の額装例も見てみよう!
⇒「衣服全般」 の額装例一覧 ⇒「着物/帯地」 の額装例一覧
額装例の仕様
【和服の日本刺繍】
額縁内寸法 |
390×860 |
使用フレーム |
12-6410(廃番) ※別のフレームで製作可能です |
既製品/特注品 |
フルオーダー製作 |
額縁の構造 |
一般額にマットを付けて額装 |
額装方法 |
裏打ち〜裏板に張り込み |
額装方法 |
面金付き上マット |
マット色 |
上マット もみ紙白/20101 |
製作年月日 |
2012年4月 |
刺繍を額縁に入れるには
刺繍は一般額を使って額装すると良いでしょう。多種多様な『比較的薄い平面作品』に対応する、もっとも基本的な額縁です。
一般額はマットと組み合わせて使います。マットは寸法調整、品物の保護、見栄えの向上など、様々なメリットをもたらします。マットが付くことで、表面カバーと刺繍の間に空間が生まれることもポイント。表面カバーが刺繍に密着すると、せっかくの作品の風合いが死んでしまいます。より立体感のある刺繍には『ダブルマット』を採用すると良いでしょう。
刺繍の額縁をお探しなら、まずは一般額の『額縁のサイズ候補検索』をお試しください。特注寸法の額縁製作も可能ですが、一般額のサイズ展開は非常に豊富です。刺繍の見せたい部分の寸法よりも、一回り大きな額縁を探しましょう。
裏打ち(刺繍の皺伸ばし)について
刺繍を額縁に入れる際、必ず検討しなくてはならないのが『裏打ち』についてです。裏打ちとは品物の裏面に紙を貼り付け、品物のしわやたるみを矯正して補強すること。しわを正さないことには、せっかく額縁に入れても見栄えがしません。
裏打ちには専門技術が必要です。刺繍作品を弊社にお送りいただければ、熟練のスタッフによる裏打ち作業を経て、完成した額装品をご返送いたします。ご自分で額装するとすれば、布地を引っ張って皺を伸ばしつつ、両面テープ等を駆使して貼り付けてしまいましょう。裏打ちの仕上がりには及びませんが、小さめの作品や比較的平坦な刺繍なら充分美しくなります。
刺繍の額装方法を詳しく解説!「刺繍額装術」はこちらから。