日本刺繍 親子鹿
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かなり大き目の刺繍、しっかり裏打ちしてから額装しました
額装例の説明
【日本刺繍 親子鹿】
額装例 #1761
凛とした空気の中の親子鹿たちの刺繍。フレームとマットが良く作品とマッチして大変お喜びいただきました。かなり大きな作品でしたので、裏打ちの作業は欠かせません。裏打ち無しでの額装では、どうしても作品にしわが生じてしまいます。
裏打ちの際、裏面の糸の処理が問題になります。長々と余った糸が裏面にある場合、そのまま裏打ちすると表面に影ができてしまいます。もちろん作品を形作る糸はカットできませんが、余った糸は丹念に取り除いておくのが無難です。
他の額装例も見てみよう! ⇒「刺繍/クロスステッチ/レース編み」 の額装例一覧
額装例の仕様
【日本刺繍 親子鹿】
額縁内寸法 |
580×780 |
使用フレーム |
12-6410(廃番) |
既製品/特注品 |
フルオーダー製作 |
額縁の構造 |
一般額にマットを付けて額装 |
額装方法 |
作品を裏打ちしてから額装 |
マット色 |
廃番色 × ホワイト/10050 |
製作年月日 |
2011年10月 |
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刺繍を額縁に入れるには
刺繍は一般額を使って額装すると良いでしょう。多種多様な『比較的薄い平面作品』に対応する、もっとも基本的な額縁です。
一般額はマットと組み合わせて使います。マットは寸法調整、品物の保護、見栄えの向上など、様々なメリットをもたらします。マットが付くことで、表面カバーと刺繍の間に空間が生まれることもポイント。表面カバーが刺繍に密着すると、せっかくの作品の風合いが死んでしまいます。より立体感のある刺繍には『ダブルマット』を採用すると良いでしょう。
刺繍の額縁をお探しなら、まずは一般額の『額縁のサイズ候補検索』をお試しください。特注寸法の額縁製作も可能ですが、一般額のサイズ展開は非常に豊富です。刺繍の見せたい部分の寸法よりも、一回り大きな額縁を探しましょう。
裏打ち(刺繍の皺伸ばし)について
刺繍を額縁に入れる際、必ず検討しなくてはならないのが『裏打ち』についてです。裏打ちとは品物の裏面に紙を貼り付け、品物のしわやたるみを矯正して補強すること。しわを正さないことには、せっかく額縁に入れても見栄えがしません。
裏打ちには専門技術が必要です。刺繍作品を弊社にお送りいただければ、熟練のスタッフによる裏打ち作業を経て、完成した額装品をご返送いたします。ご自分で額装するとすれば、布地を引っ張って皺を伸ばしつつ、両面テープ等を駆使して貼り付けてしまいましょう。裏打ちの仕上がりには及びませんが、小さめの作品や比較的平坦な刺繍なら充分美しくなります。
刺繍の額装方法を詳しく解説!「刺繍額装術」はこちらから。