ミュシャ クロスステッチ
/
ミュシャの絵画を基にした刺繍作品、手ぬぐいサイズの額に納めました
額装例の説明
【ミュシャ クロスステッチ】
#3152(こちらは額装例のご紹介です)
アルフォンス・ミュシャの作品を再現した、クロスステッチの額装です。 クロスステッチなどの刺繍作品は、一般額とマットを組み合わせて飾るのが基本。こちらから一般額の一覧をご覧ください。適当なマット幅を加味した、額縁の適正サイズ検索が可能です。
こちらの作品では、手ぬぐいサイズ(340×890)の規格品を使いました。天地、左右でマット幅が大きく異なりますが、細長い作品にはむしろ好ましいバランスです。長手方向のマット幅を広めにすると、見た目に落ち着いた仕上がりになります。
クロスステッチの後ろに裏貼りをして、皺やたるみを正してから額装しています。特に刺繍の左上が顕著ですが、布地のゆがみを補整できませんでした。物理的に刺繍糸が布地を引っ張ってゆがみを作っている場合、ベースの布地を正すには刺繍糸を切るしかありません。刺繍糸を切ることは作品を壊すことに他ならないので、刺繍糸によって生じた布地の歪みの補整には限界があります。
熟練のスタッフが作業を尽くしますので、その作品の最善の仕上がりが実現できると自負しておりますが、作品自体を壊すことはできません。実際の刺繍作品を四方に引っ張って形作った時、どうしても大きな歪みが目に付く場合、裏打ち作業を行っても歪みが出てしまうことがあります。
他の額装例も見てみよう! ⇒「刺繍/クロスステッチ/レース編み」 の額装例一覧
額装例の仕様
【ミュシャ クロスステッチ】
額縁内寸法 |
340×890(手ぬぐい) |
窓抜き寸法 |
272×730 |
使用フレーム |
クーベ 新宗達 |
既製品/特注品 |
既製の一般額を利用 |
額縁の構造 |
一般額にマットを付けて額装 |
額縁の構造 |
ダブルマット仕様 |
額装方法 |
作品を裏打ちしてから額装 |
マット色 |
コルク × 布紙紺 |
製作年月日 |
2018年8月 |
- |
- |
刺繍を額縁に入れるには
刺繍は一般額を使って額装すると良いでしょう。多種多様な『比較的薄い平面作品』に対応する、もっとも基本的な額縁です。
一般額はマットと組み合わせて使います。マットは寸法調整、品物の保護、見栄えの向上など、様々なメリットをもたらします。マットが付くことで、表面カバーと刺繍の間に空間が生まれることもポイント。表面カバーが刺繍に密着すると、せっかくの作品の風合いが死んでしまいます。より立体感のある刺繍には『ダブルマット』を採用すると良いでしょう。
刺繍の額縁をお探しなら、まずは一般額の『額縁のサイズ候補検索』をお試しください。特注寸法の額縁製作も可能ですが、一般額のサイズ展開は非常に豊富です。刺繍の見せたい部分の寸法よりも、一回り大きな額縁を探しましょう。
裏打ち(刺繍の皺伸ばし)について
刺繍を額縁に入れる際、必ず検討しなくてはならないのが『裏打ち』についてです。裏打ちとは品物の裏面に紙を貼り付け、品物のしわやたるみを矯正して補強すること。しわを正さないことには、せっかく額縁に入れても見栄えがしません。
裏打ちには専門技術が必要です。刺繍作品を弊社にお送りいただければ、熟練のスタッフによる裏打ち作業を経て、完成した額装品をご返送いたします。ご自分で額装するとすれば、布地を引っ張って皺を伸ばしつつ、両面テープ等を駆使して貼り付けてしまいましょう。裏打ちの仕上がりには及びませんが、小さめの作品や比較的平坦な刺繍なら充分美しくなります。
刺繍の額装方法を詳しく解説!「刺繍額装術」はこちらから。