80cmくらいの大きな刺繍
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大きな刺繍ですが、細身のフレームでライトに仕上げました
額装例の説明
【80cmくらいの大きな刺繍】
#2862(こちらは額装例のご紹介です)
刺繍の大作の額装です。軽めの額縁がご希望と言うことで、細身のアルミフレームを選択。細身ですがざらざらした質感のある額縁で、大きさに負けずバランスが取れたと思います。
ベースとなる布地は1m×90cmほどありましたが、余白部分を除くと770×730が布地の見える部分となりました。余った布地はマットの下に重なっている他、額縁の内寸法以上に大きな部分は適宜カットしています。刺繍は余裕のある大きさの布地に行うため、実際の作品以上に布地が余っていることは多々あります。作品ぎりぎりまで詰めてしまいたくなりますが、適当な余白を残してカットしましょう。いくら作品が素晴らしくても、窮屈な額装に仕上がると見栄えがしません。経験が無いとなかなか余白を決めるのも難しいのですが、少し多めにスペースを確保しておくのが安心です。特に上部の隙間は大切にしましょう。
他の額装例も見てみよう! ⇒「刺繍/クロスステッチ/レース編み」 の額装例一覧
額装例の仕様
【80cmくらいの大きな刺繍】
額縁内寸法 |
850×890 |
窓抜き寸法 |
730×770 |
使用フレーム |
MB-500N |
既製品/特注品 |
フルオーダー製作 |
額縁の構造 |
一般額にマットを付けて額装 |
額縁の構造 |
ダブルマット仕様 |
額装方法 |
作品を裏打ちしてから額装 |
マット色 |
白麻 × レッド |
製作年月日 |
2016年4月 |
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刺繍を額縁に入れるには
刺繍は一般額を使って額装すると良いでしょう。多種多様な『比較的薄い平面作品』に対応する、もっとも基本的な額縁です。
一般額はマットと組み合わせて使います。マットは寸法調整、品物の保護、見栄えの向上など、様々なメリットをもたらします。マットが付くことで、表面カバーと刺繍の間に空間が生まれることもポイント。表面カバーが刺繍に密着すると、せっかくの作品の風合いが死んでしまいます。より立体感のある刺繍には『ダブルマット』を採用すると良いでしょう。
刺繍の額縁をお探しなら、まずは一般額の『額縁のサイズ候補検索』をお試しください。特注寸法の額縁製作も可能ですが、一般額のサイズ展開は非常に豊富です。刺繍の見せたい部分の寸法よりも、一回り大きな額縁を探しましょう。
裏打ち(刺繍の皺伸ばし)について
刺繍を額縁に入れる際、必ず検討しなくてはならないのが『裏打ち』についてです。裏打ちとは品物の裏面に紙を貼り付け、品物のしわやたるみを矯正して補強すること。しわを正さないことには、せっかく額縁に入れても見栄えがしません。
裏打ちには専門技術が必要です。刺繍作品を弊社にお送りいただければ、熟練のスタッフによる裏打ち作業を経て、完成した額装品をご返送いたします。ご自分で額装するとすれば、布地を引っ張って皺を伸ばしつつ、両面テープ等を駆使して貼り付けてしまいましょう。裏打ちの仕上がりには及びませんが、小さめの作品や比較的平坦な刺繍なら充分美しくなります。
刺繍の額装方法を詳しく解説!「刺繍額装術」はこちらから。