手描き友禅の振袖
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振袖の一部を、カットして額縁に納めました
額装例の説明
【手描き友禅の振袖】
#2723(こちらは額装例のご紹介です)
※参考価格は手前の額縁(10-6560)1枚分の価格です。
友禅染は多彩な色彩と、友禅模様と呼ばれる曲線的で簡略化された動植物、器物、風景などの文様が特徴です。こちらはもともと振袖だったようですが、一部をカットして額縁に入れました。当社にお送りいただいたときはカットされた布地の状態だったので、振袖としての姿は目にしておりませんが、艶やかで美しい振袖だったことでしょう。
乾式裏打ちを施して、平坦に伸ばしてから額装しています。友禅染はそう簡単に色落ちするものではないので、裏打ちの作業もしっかり行って額装品としての仕上がりを高めたいところです。
同サイズの額縁ですが、異なったフレームをそれぞれ選択しました。マットなどの配色は同じですし、フレームの太さも似通っているので、それほど印象は変わりませんが中身に合わせてフレームデザインを考えるのも楽しいものです。
他の額装例も見てみよう! ⇒「着物/帯地」 の額装例一覧
額装例の仕様
【手描き友禅の振袖】
額縁内寸法 |
370×470 |
マット窓抜寸法 |
250×350 |
使用フレーム |
10-6560 12-3020 |
既製品/特注品 |
フルオーダー製作 |
額縁の構造 |
一般額にマットを付けて額装 |
額縁の構造 |
マットに面金加工 |
額装方法 |
マット裏面に品物をテープ留め |
額装方法 |
作品を裏打ちしてから額装 |
マット色 |
上マット もみ紙肌色/20102 |
面金色 |
DXゴールド |
製作年月日 |
2015年9月 |
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刺繍を額縁に入れるには
刺繍は一般額を使って額装すると良いでしょう。多種多様な『比較的薄い平面作品』に対応する、もっとも基本的な額縁です。
一般額はマットと組み合わせて使います。マットは寸法調整、品物の保護、見栄えの向上など、様々なメリットをもたらします。マットが付くことで、表面カバーと刺繍の間に空間が生まれることもポイント。表面カバーが刺繍に密着すると、せっかくの作品の風合いが死んでしまいます。より立体感のある刺繍には『ダブルマット』を採用すると良いでしょう。
刺繍の額縁をお探しなら、まずは一般額の『額縁のサイズ候補検索』をお試しください。特注寸法の額縁製作も可能ですが、一般額のサイズ展開は非常に豊富です。刺繍の見せたい部分の寸法よりも、一回り大きな額縁を探しましょう。
裏打ち(刺繍の皺伸ばし)について
刺繍を額縁に入れる際、必ず検討しなくてはならないのが『裏打ち』についてです。裏打ちとは品物の裏面に紙を貼り付け、品物のしわやたるみを矯正して補強すること。しわを正さないことには、せっかく額縁に入れても見栄えがしません。
裏打ちには専門技術が必要です。刺繍作品を弊社にお送りいただければ、熟練のスタッフによる裏打ち作業を経て、完成した額装品をご返送いたします。ご自分で額装するとすれば、布地を引っ張って皺を伸ばしつつ、両面テープ等を駆使して貼り付けてしまいましょう。裏打ちの仕上がりには及びませんが、小さめの作品や比較的平坦な刺繍なら充分美しくなります。
刺繍の額装方法を詳しく解説!「刺繍額装術」はこちらから。