蛇殻 自然なカーブで
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這って進んでいるような、蛇のレイアウトができました
額装例の説明
【蛇殻 自然なカーブで】
#2711(こちらは額装例のご紹介です)
縁起物のヘビの抜け殻の額装です。こちらのヘビは全長1.5mほどでしょうか。頭からの全身が見事に揃っています。
安定感のある木製フレーム「DG-5703ブラウン」に金の浮かし材を組み合わせて、さらに背景には金の布地を張り込みました。縁起物にふさわしい、豪華な額装になったと思います。額縁のタカハシが常備している布地は50種類以上。フレームをお選びいただくのはもちろん、布地もお好みに合わせてお選びいただけます。
抜け殻のレイアウトについて、とぐろを巻いた状態、まっすぐに伸ばした状態など、何度か検討を重ねましたが、最終的にこちらの「這って前に進んでいるような状態」になりました。レイアウトの仕方によってそれぞれ良いところがありますが、自然にカーブを描いて固定できてよかったです。蛇の体は立体的ですが、抜け殻は平面的になります。詰め物をして立体にするわけにはいきません。まるでアイロンをかけたように、まっすぐピシッとするのは意外と簡単で、カーブを描こうとすると妙に皺が寄ってしまったりと苦労します。
他の額装例も見てみよう! ⇒「蛇の抜け殻」 の額装例一覧
額装例の仕様
【蛇殻 自然なカーブで】
額縁内寸法 |
250×1360 |
額縁内部深さ |
15ミリ程度 |
使用フレーム |
DG-5703ブラウン |
既製品/特注品 |
フルオーダー製作 |
額縁の構造 |
金の浮かし材をつけて |
額装方法 |
両面テープでポイント止め |
背景 |
裂地張り C47-111 |
製作年月日 |
2015年8月 |
価格改定日 |
2020年7月 |
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蛇の抜け殻を額縁に入れるには
【湿気を与えて柔らかくする ⇒ 形を決める ⇒ 両面テープ等でポイント固定】
蛇の抜け殻の額装は、基本的に当店で抜け殻をお預かりして仕上げております。ビニール袋に入れた抜け殻を、ダンボール箱に入れてお送りください。ビニール袋には若干空気を入れて、クッション性を持たせると良いでしょう。事前にお見積もり依頼をいただく他、お送りいただいた抜け殻に合わせて、こちらから額縁のご提案を差し上げることも可能です。
自然の中にあった抜け殻は、土で汚れていたり、場合によっては小さな虫の卵が付いていることがあります。中性洗剤を入れたぬるま湯に抜け殻を漬けて、皺や折れ目を優しく伸ばしつつ、汚れを落とすのが基本です。縮まっていた抜け殻が伸びて、全長が大きく変わることも多々あります。乾燥させるときは、なるべく平らに形を整えるのがポイント。後々の額装作業が簡単になります。
額装の際も、蛇の抜け殻に湿気を与えると形を整えやすくなります。濡れた新聞紙などに抜け殻を包んで、適度な湿気を与えてみましょう。抜け殻をまっすぐにして飾るか、丸めてコンパクトに飾るかをご検討ください。飾る場所も考慮しながら、抜け殻をレイアウトする形を考えましょう。
ご自分で額装する場合、まずは抜け殻の形を整えてみてください。抜け殻の形が決まらないと額縁の大きさも決められません。大きさが定まれば、当店で額縁だけお作りしてお送りすることも可能です。450×900など細長い規格サイズの額縁もございます。レイアウトの工夫次第では、規格サイズの額縁を使うことも充分可能です。
額縁に飾った抜け殻が、虫による食害にあうことがあるようです。
弊社が確認した状況では、本来は衣料品を食害する「カツオブシムシ」が見受けられました。
額縁を完全密閉して虫の侵入を防ぐことはできないため、
衣料用防虫剤の使用、定期的な点検や虫干しなどの対策をおすすめいたします。
ごくまれに起こる現象になりますが、ご承知置きいただけますようお願いいたします。