和の装い 蛇の抜け殻
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どんす柄の布地を背景にして、抜け殻を和風に飾りました
額装例の説明
【和の装い 蛇の抜け殻】
額装例 #2901
170cm程度の蛇の抜け殻です。残念ながら頭部が欠けており、また胴体の中央辺りで千切れていました。脱皮の状態は蛇の健康のバロメーターになるらしいですが、いつでもすっぽりと丸々抜け出れるとは限りません。蛇は抜け殻がどういう形で残ろうと興味はないでしょうから、一部分の抜け殻が手に入ることも多々あります。千切れた胴体を違和感なく繋げて配置したので、長い一匹の蛇が表現できたと思います。
規格サイズの額縁に納めました。和額の定番「D717」です。背景にはどんす柄の布地を張り込みました。額縁と背景色、どちらも和の雰囲気が特徴です。背景は抜け殻を引き立てるのが役割。抜け殻よりも目立ってしまったり、抜け殻の色合いが溶け込んでしまってはいけません。柄物の背景と合わせるのは若干の冒険ですが、良いコーディネートになったと思います。
他の額装例も見てみよう! ⇒「蛇の抜け殻」 の額装例一覧
額装例の仕様
【和の装い 蛇の抜け殻】
額縁内寸法 |
450×900(4590) |
マット窓抜寸法 |
380×820程度 |
使用フレーム |
一般額 D717/セピア |
既製品/特注品 |
既製の一般額を利用 |
額縁の構造 |
一般額にマットを付けて額装 |
額縁の構造 |
マット下に厚み調整材付き |
額装方法 |
両面テープでポイント止め |
マット色 |
ワサビ/19005 |
背景 |
布地張り B7080 |
製作年月日 |
2016年8月 |
蛇の抜け殻を額縁に入れるには
【湿気を与えて柔らかくする ⇒ 形を決める ⇒ 両面テープ等でポイント固定】
蛇の抜け殻の額装は、基本的に当店で抜け殻をお預かりして仕上げております。ビニール袋に入れた抜け殻を、ダンボール箱に入れてお送りください。ビニール袋には若干空気を入れて、クッション性を持たせると良いでしょう。事前にお見積もり依頼をいただく他、お送りいただいた抜け殻に合わせて、こちらから額縁のご提案を差し上げることも可能です。
蛇の抜け殻に湿気を与えると、ある程度は形を整えることができます。濡れた新聞紙などに抜け殻を包んで、適度な湿気を与えてみましょう。縮まっていた抜け殻が伸びて、全長が大きく変わることもざらです。抜け殻をまっすぐにして飾るか、丸めてコンパクトに飾るかをご検討ください。飾る場所も考慮しながら、抜け殻をレイアウトする形を考えましょう。
ご自分で額装する場合、まずは抜け殻の形を整えてみてください。抜け殻の形が決まらないと額縁の大きさも決められません。大きさが定まれば、当店で額縁だけお作りしてお送りすることも可能です。450×900など細長い規格サイズの額縁もございます。レイアウトの工夫次第では、規格サイズの額縁を使うことも充分可能です。
額縁に飾った抜け殻が、虫による食害にあうことがあるようです。
弊社が確認した状況では、本来は衣料品を食害する「カツオブシムシ」が見受けられました。
額縁を完全密閉して虫の侵入を防ぐことはできないため、
衣料用防虫剤の使用、定期的な点検や虫干しなどの対策をおすすめいたします。
ごくまれに起こる現象になりますが、ご承知置きいただけますようお願いいたします。