第5回目のリスナーさんからのご依頼品は、「娘さんの結婚式で使用した小物一式」です。
一生に一度の晴れ舞台。この日のために手作りで製作されたとのこと。ブローチはなんとリスナー様であるお母さまが新婚旅行で購入されたお品。また、新婦様のドレスは着物市で見つけた振袖をリメイクしたものだそうです。新郎様のネクタイも同じ生地が使われており、お二人のこだわりが伝わってきます。
今回の額装のポイントの1つ目は、複数の品物を額に入れること。全体のバランスを考えながら配置を考えていきます。
ずれないように固定していくことは額装の工程には必須。土台の板にしっかり縫い付けていきます。糸の処理やBOX部分の布貼りなど細かな作業を経て一つの額装が仕上がっていきます。
額装のポイントの2つ目は、厚みのあるものが入る額にすること。平面のものならば薄いフレームで対応できますが今回のように品物自体に厚みがある場合は注意が必要です。額の中は深さのあるBOX仕様の形状にします。
最近はこのように立体的なものを額装される方が非常に増えています。車のハンドルや扇子、造花、釣りのルアーなど多岐にわたります。額装実例集にさまざまな額装がでていますのでご覧ください。
小物全体のグリーン系統に合わせ、高級感のあるスウェード緑のマットを選択。写真にも同色のマットを付けて、お二人の名前のプレートを添えました。
一生に一度の結婚式。
唯一無二の想い出を額装することで、ご家族皆さんの色々な想いがしっかりと紡がれていきます。今回は私どもも幸せをおすそ分けをいただきました。