中国画に分類される、絵画作品の額装です。日本で言えば墨彩画にあたるといって良いのでしょうか。日本の墨彩画だと、ここまで鮮やかな色を使うことはあまりないと思いますが、かなりくっきり、はっきりした色合いの作品。中国画は、人物画、花鳥画、山水画のいずれかが主題とされることが多いようですが、こちらはまさに花鳥画です。
水墨画、墨彩画などと同様に、
裏打ちを行ってから額縁に入れました。お預かりしたときは筒状に丸められ、皺も目立った作品も、霧吹きで水をかけて伸ばせば、ピシッときれいに飾れます。あまりにも作品の色合いがはっきりしていたため、水をかけると滲みが起こらないか心配でしたが、裏打ち作業は中国でも必須の作業。特に問題なく作業を行えました。
マットには面金加工を施しています。作品とマットの間に金の面金が入って、より豪華な仕上がりになりました。色鮮やかな中国画には、面金の輝きがよく合います。