お預かりした画布を特注サイズの木枠に張り込み、
麻ライナー付きの額縁にセットしました。冬山の空気感が伝わるような、シルバーを基調としたフレームで秀逸な仕上がりになっています。
おそらく、海外でお求めになられた作品だと思います。主に麻布で作られる画布は、強靭ではありますがそれ単体では絵画制作には使えません。木枠などの土台に張り込んで、太鼓のようにピンとさせて使う必要があります。作品の完成後には、木枠などの土台は再利用されるのが普通です。そのため、実際に作品を購入する時は、木枠から取り外された画布だけの状態になっています。
丸められるので飛行機などでの持ち運びに便利ですが、いざ飾るとなった時には、作品に合わせた特注サイズの木枠を用意し、作品のダメージを避けながら木枠に張り直す必要があります。
額縁のタカハシでは、木枠もしくは木枠に準じたパネルなどの土台の製作→画布の張り直し→額縁の製作→額装作業と、自社工場でワンストップで行います。コロナで海外旅行のハードルも上がってしまいましたが、想い出の絵画がそのままになっているようなら、是非ご相談ください。