中国刺繍をお預かりし、額装しました。
お客様のご家族が長年お持ちだったもので、ご自身が思っている以上に古いものかもしれないとのこと。太さが分からない位細い糸で、丁寧に縫い上げられ、厚ぼったさはなく、インテリアとしても実用向きのものでした。縁取りが太くなっており、その部分だけでも目立つように作られているため、置物などを上に置いて使用するものかもしれません。よく見ると、翼を持った生き物がいて、マットの中心あたりに小さな二つの目があり、どことなく愛嬌を感じる表情です。置物を置くより、単体で楽しみたいお品ですね。
フレームは「
MH-E43K」のゴールド色を使用し、特寸でご用意しました。華やかで優雅な刺繍の雰囲気を増強するフレームです。マットは渋めで濃い色を使い、落ち着きを出しました。表面側から「
ムラサメ灰22141 + カラーコア黒10199」と重ね、太めの黒い枠を作り、刺繍の縁取り部分とデザイン的に釣り合うように。緑色をした周囲の縁取り部分を隠したくないとのご希望だったので、生地と隣り合って違和感のないマット使いにしました。
刺繍はおそらく絹糸なのか、向きによってつやつやとした輝きがわかります。フレームの表面もそれに近い控えめな光沢があり、相性が良い組み合わせです。大切に保存していたお品物の元の雰囲気を崩さずに、今後、飾った状態で末永く楽しめるような額装になりました。
形状にもよりますが、一般的に、刺繍は一般額とマットを組み合わせて飾ると良いでしょう。
一般額の一覧はこちらからご覧ください。基本的には規格品の額縁が使えますが、今回のように厳密に寸法合わせをしたい場合は、
特注サイズの額縁も合わせてご検討ください。