ケント紙に描かれた精密なボールペン画です。紙に描かれた作品ですが、パネル仕立てに仕上げました。
パネル仕立ては基本的にキャンバスに描かれた作品を飾る時に行います。主にアクリル画や油絵で描かれたキャンバスの作品は、耐久性があるため剥き出しでも日焼けなどの影響が少なく済みます。反面、紙に描かれた作品は絵の具自体の退色、紙の劣化などが生じやすいため、剥き出しで飾るのには向きません。そういったデメリットを踏まえつつも、リアルな作品の息遣いを重視したパネル仕立てにしました。
ケント紙の作品を、土台パネルに全面貼り込みました。剥がせなくなるので基本的には行わない手法ですが、パネル仕立てにするには張り込みは必須です。さらにパネルの側面の化粧として、
モダンパネルの布地を貼り込んでいます。壁面に飾った時、違和感なく溶け込むような仕上がりになりました。