写経とは、仏教の経典を手書きで写し取る宗教的な実践。もともとは仏教の教義を学び、広めるために行われていたようです。現代では、瞑想やヨガのように、心を落ち着ける、集中する、自身を開放するといった精神的なメリットを求めて行われると思います。
そもそもの意味が精神的なものであるため、字の上手い下手は関係ありません。心をこめて丁寧にできるかどうか、その一点が大切です。とはいえ、書きあげられた写経は鑑賞にふさわしい物になりえます。せっかく飾るならば、是非当店などの専門店にお任せください。
額縁に入れることで鑑賞価値が増すことはもちろん、作品を保護し、長期間保存することが可能になります。額装の前提となる、
裏打ち作業も作品の見栄えを高めてくれることでしょう。額縁に飾ることは単に美観を高めるだけでなく、作品そのもの・作家さん・鑑賞者に対して敬意を表す行為とも言えます。
ご自身の作品というと「下手だから・・・」と謙遜される方が多いですが、写経は書く人の心の状態を反映するため、完璧な字よりも書き手の精神性が込められた筆跡に価値があるとされています。振り返ってみると、その時の写経から様々な思い出や、当時のおもいが蘇るかもしれません。