お土産の油彩画を額装しました。
海外のお土産の絵画は、旅行の際にかさばらないようにと画布の状態で売られていることが多いとのこと。額装するに当たって、木枠に張り込む等の作業が必須になります。持ち運びの際についてしまった折癖も、張り込むことによって緩やかなものなら目立たなくなるでしょう。
油彩画の場合、通常は木枠に張り込み油縁で額装しますが、今回は、画布をベニヤに貼ってデッサン額に額装しました。使用したフレームは、細身ですが華奢すぎず、装飾も適度についた
「サマルカンド/金茶」の 大衣サイズ。規格寸法も455×606(三々)までご用意があります。マットは
コルク色(19002)です。細かい砂目地のような模様が散っており、マットを明るくし過ぎたくない場合のクリーム色、ベージュ色として使いやすい色合いです。
今回の額装方法は、細めのライトな額に額装したい時や、紙マットを使い水彩画のように飾りたい時におすすめです。作品より大きめの既製寸法のデッサン額を選び、マットで寸法を調整すれば、油彩縁を特寸で製作するよりはお手頃に仕上がります。ただし、ベニヤに貼る時には作品裏全面にボンドを使用するので、作品のキャンバス地が薄かったり、下地が十分でないものを額装する際には、避けた方が賢明でもあります。
様々な方法の中でお手持ちの作品にとって最適な方法を検討致しますので、まずはお気軽にご相談ください。