濃い目の布地にステッチを駆使し透明感を演出した、植物モチーフの刺繍です。
植物画などの額装では、余白が無さすぎると窮屈感が出てしまいます。のびのびとした様子を意識し、余白、特にモチーフの上側を広くとるのがお勧めです。今回は、お客様のご希望で、隅々まで丁寧に仕上げられた針仕事を見せるために、根元から下部分も余白を取りました。
使用したのは、
フレーム「SF440ピスタチオ」はクリーム掛かったグレーグリーン。緑のマットは複数種類ありますが、そのなかで
濃い目のしっかりした色合いの「深緑10060」を使用しました。無難な中間色で統一されるよりもコントラストが高まり、作品が浮き立って見える額装になりました。
マットとフレーム共にグリーン系ですが、色合いに幅を持たせて選んでいるので、改めて緑という色の魅力に気が付く額装です。