青々とした爽やかな雰囲気を醸し出す、涼しげな枝葉のパネル絵を額装しました。粉川江里子様という視覚に障害を抱えながら画家として活動している方の作品です。頭上に広がる枝越しに空を見上げているようでもあり、少し日陰で曇った窓を通して外の明るさを見ているようでもあります。落ち着いて一枚一枚の葉っぱの形を確かめながら、優しい気持ちになれる絵画です。
厚みがある作品を浮かし風にセットする仕様で、深さのあるBOX内部にビス止めをしてあります。背後にBOXが飛び出る場合、こちらの額装のようにフレームにある程度の太さがあると、横から見た際のBOX部の主張を押えることができます。
フレームは、
茶色かかった温かみのあるベージュの額「D-49324」でお作りしました。微妙な変化が付いた模様があり、絵自体のけぶるような余白と似通った雰囲気があります。BOX内部の背景は、
ナチュラルな麻布タイプの「45-103白麻」です。
絵の持ち主であるお客様が、店頭にて熟考の上選ばれた色合いで、背景色にフレーム色と大きな差がないのでごちゃつかず、ひっそりとした絵の印象をそのままに、美しいグリーンが際立つ仕上がりになりました。