22/7(ナナブンノニジュウニ、ナナニジ)は、AKB48や乃木坂46などを手掛けてきた秋元康、音楽制作・マネジメントを行うソニーミュージック、アニメの企画・製作などを行なうアニプレックスの3者によって手掛けられた、キャラクターと実在のアイドルの2軸で展開されているアイドルプロジェクトです。
こちらは、4thシングル「何もしてあげられない」のミュージックビデオのイラストを使用した、超ロングサイズのタペストリー。ミュージックビデオの衣装をまとった11人が、150cmにも及ぶ大迫力で散りばめられています。
かなりイレギュラーなサイズのタペストリーですが、一般的なタペストリーと同じく上下にパイプを通して、そのままぶら下げて飾れるようになっています。額装にあたり、筒状になった上下のミシン縫いを解いて、重なるところのない1枚の布地にしました。
さらに、1枚になった布地を裏打ちし、皺やたるみが出ないようにしています。 11人が立体的に配置されているデザイン上、前面にいるメンバーは頭の上に余裕がありません。フレームが頭に被さってしまうことがないよう、裏打ちして大きさを確定させてから、ぎりぎりのところを狙って額縁サイズを決めました。
額縁にはかかりが存在するため、飾る品物の周囲はある程度隠れてしまいます。こちらの額装例の場合だと、かかりの下の大部分は黒の布地部分としたので、絵柄部分にはほとんど被せていません。布地を完全に固定する「裏打ち」後だからこそ、実現できるサイズ感です。