※参考価格は2点まとめての金額になります。
ヤマメと渓流の風景刺繍を額装しました。魚の顔のアップという印象的な図案と、水しぶきが爽やかで、ごつごつした岩の質感も伝わってくる刺繍です。
お客様自身で撮影した写真を基に、色の配置や糸の色選びなども考えて悩んで決めていくとのこと。写真選びも刺繍になる時のことを考えて選ぶそうなので、なにやらコツがいりそうです。「全て一から考える楽しみがある」とはお客様の言。にこやかに仰っていました。
糸に自然な色合いが多く、額装もそれぞれのモチーフの色にあった組み合わせを選びました。まずヤマメの方の額は
サマルカンドの銀青です。作品が渋い色合いでまとまっているので、落ち着いた色を選びましたが、魚の銀光りを連想するような面白味のある額です。ダブルマットの下側(濃紺10095)をフレームに合わせた色合いにし、濃紺を広く見せてメリハリを付けました。
一方風景の刺繍は、
5902のSグリーンのフレームを使いました。グリーン部分は落ち着いた深緑で、正面から燻し銀の部分がほっそりと見えるフレームです。側面はいぶし銀で、横から見ると幾分か野性的な表情が出ます。細いながらも立体感のある額です。マットはシンプルに
ベージュ系(もみ紙肌色20102)を使いました。
根気のいるクロスステッチの刺繍は布全体に刺繍糸が回っていることも多いです。作品をお預かりできれば、平面作品として仕上がるよう裏糸の処理をして裏打ちすることができます。これはという作品が仕上がったら是非お任せください。