重厚な油絵も良いですが、こんな風に明るい色合いで纏まった風景画も素敵ですね。
額は表から見た幅が3cmで通常の油彩額よりも細いもの[
D-52006]で、全体的にすっきりと明るく見え、作品の雰囲気ともよく合っています。繊細な模様も優雅な雰囲気を演出する決め手になりました。規格額ではあまり見かけないタイプのフレームを使うことにより、一味違った額装にできるのもオーダーフレームならではです。
こちらの絵画は規格外サイズでしたので、作品に合わせ、張り込み用の木枠も額と一緒に作成しました。
木枠への張り込みは、鑑賞性・保存性ともに優れた昔ながらのベーシックな方法ですが、画布の種類によって伸びが生じる場合もあり、張り込み後の作品に皺やたるみが残ることがあります。古い作品などでは絵具の表面に入ったヒビなどがある場合は、強く張りきらずに適度に加減する方が作品のためになることもあります。作品自身の状態や特性を見極めつつ、額装方法を検討する必要があります。