西尾維新氏によるファンタジー小説、化物語。大暮維人氏により2018年から漫画化され、好評を博しています。登場人物の一人である、神原駿河のタペストリーを額装しました。
上下に筒状の穴が開いている、ポリエステル素材のタペストリーです。上下にパイプ状の棒を通し、吊り下げて飾れるようになっています。額縁に飾る場合は1枚の布地になっていた方が都合が良いので、上下の縫い付けを解いてから、裏打ち作業で補強しました。
ひらひらと定まらない薄手の布地には、裏打ち作業が欠かせません。裏打ちで皺やたるみがピンと伸び、色合いもくっきりと映えてきます。
B2サイズの既製の額縁を利用しました。裏打ち作業の後、B2サイズぴったりにタペストリーを断ち落とし、ポスターのようなイメージで額縁にすっぽりと納めています。規格サイズの額縁が利用できたので、かなり額縁の代金が抑えられました。アルミの質感を活かしたシンプルな額縁ですが、表面カバーもアクリル仕様で安心です。