アルフォンス・ミュシャの作品を再現した、クロスステッチの額装です。
クロスステッチなどの刺繍作品は、一般額とマットを組み合わせて飾るのが基本。
こちらから一般額の一覧をご覧ください。適当なマット幅を加味した、額縁の適正サイズ検索が可能です。
こちらの作品では、手ぬぐいサイズ(340×890)の規格品を使いました。天地、左右でマット幅が大きく異なりますが、細長い作品にはむしろ好ましいバランスです。長手方向のマット幅を広めにすると、見た目に落ち着いた仕上がりになります。
クロスステッチの後ろに裏貼りをして、皺やたるみを正してから額装しています。特に刺繍の左上が顕著ですが、布地のゆがみを補整できませんでした。物理的に刺繍糸が布地を引っ張ってゆがみを作っている場合、ベースの布地を正すには刺繍糸を切るしかありません。刺繍糸を切ることは作品を壊すことに他ならないので、刺繍糸によって生じた布地の歪みの補整には限界があります。
熟練のスタッフが作業を尽くしますので、その作品の最善の仕上がりが実現できると自負しておりますが、作品自体を壊すことはできません。実際の刺繍作品を四方に引っ張って形作った時、どうしても大きな歪みが目に付く場合、裏打ち作業を行っても歪みが出てしまうことがあります。