厚さ8ミリ程度の陶板を額縁に入れました。陶板の厚みが納まるよう、
落とし面金仕様の額縁をお作りしています。落とし面金仕様は日本画が描かれたボード、色紙などを額装する時にお作りする額縁の形状です。こちらの作品は、正確な四角形で、しかも画面がほぼ平坦だったためにこのような額装方法を採用できました。特にボンドなども使用せず、落とし込むだけで動かずしっかり固定できています。
陶器の品物ですと、他にお皿の額装をよくご依頼いただきますが、お皿の場合は品物の固定方法に苦慮します。お皿の高さ、台座部分に合わせて、ボンドや専用の固定金具を選択、場合によっては額縁の背面をくり貫いて埋め込み加工をします。陶器の品物は落ちると取り返しがつきません。念には念を入れた固定方法を選ばなくてはなりません。
配送上の破損リスクが高い品物は、お預かりすることができないため、弊社での額装作業はお断りさせていただいております。品物に歪みが無く真四角であるといった制限がありますが、お客様にセットをお願いする前提で、額縁のみ製作できる場合があります。詳しくはこちらからお問い合わせください。