額装実例集

 ※参考価格は長財布の額縁の価格です。
　革小物の代表格、長財布と名刺入れの額装です。厚みのあるマット材を組み合わせた額縁で、品物がすっぽりとはまるようにお作りしました。すっぽりはまるといっても、縦横と厚さには適度なゆとりを持たせています。ぎゅっと押し込むような大きさでは、せっかくの美しい革の形が変わってしまうかもしれません。
　額縁の構造としては非常にシンプルです。額縁内部の空間に品物を置くだけの構造なので、表面カバーと裏板で蓋をすれば固定の必要もありません。要は箱のような構造です。箱の表面を透明にして、フレーム枠を付けたと言えばわかりやすいでしょうか。一般的な額縁と大きく違うのは、マット材に飾る品物に被さる部分(かかり)がないこと。かかりが無いおかげで、飾った品物の端まで隠れることなく見せることができます。壊れる心配がなく、適度な厚みがある品物だからできる額装方法です。
　あまり類を見ない額装方法ですが、構造がシンプルな分、様々に応用が可能です。こちらの例に限らず、飾る品物によって最適な額装方法をご提案いたします。