CATVテレビ松本の50周年式典を記念してご依頼頂いた額装です。
地域に根ざした放送局としての歩みを振り返る記念写真、色紙、DVDディスク、パンフレットなど、約80点を額装させていただきました。岳都松本で長年地域文化を支えてきた誇りが込められた、貴重な記録の数々です。
フレームには大型額装向けの仮縁「
CX-64ステン色」を採用しました。光りすぎない落ち着いたアルミ素材が品格を保ちながらも主張しすぎず、展示物を引き立てています。
背景布には、冷たくなりすぎず穏やかな印象を与えるプレーンな細目布、「
42-121紺色」を使用、裏板にはしっかりとした骨組みの木製パネルを用い、大型額装でも安心感のある構造を実現しています。
額装作業時には、それぞれのお品物に合わせて固定方法を工夫し、資料の保護と美しさを両立させました。こちらの額装のように、大量かつ大型の額装をご検討の際は、店頭へのお持ち込みや相談もおすすめです。打ち合わせを通じて、最適な額装方法をご提案させていただきます。
今回の額装では、綿密なご相談を経て、複数回同様の額装をご依頼いただきました。どの額装も、ステン色のメタリックなフレームと、紺色の背景によるはっきりと清涼感のある仕上がりが、多種多様なお預かり品の色合いをまとめ上げています。
主題である写真の色合いもより引き立ちました。写された式典の重みと温かさを伝え、次世代へ伝わっていく力強さを感じさせる仕上がりとなりました。