こちらの額装は、2024年に当社ギャラリーで開催された、社員それぞれが思い入れのある宝物を額装する企画、「額装の魅力展」にて、その中の一つとして展示されました。
マンガ『僕の心のヤバイやつ』(通称「僕ヤバ」)の世界に強く心を動かされた一ファンである社員が、その魅力をかたちに残したくて制作したものです。
メインは、主役2人のアクリルスタンド。その周囲に劇中をイメージしたイラストをコラージュしました。物語の中で、市川京太郎と山田杏奈が少しずつ心を通わせていく姿を見守っていた、現在も二人の歩みを見守り続けているファンならではのアイデア。未完成のアルバムをそっと開いて眺めているような気持ちになりますし、新しいイラストを加えることもできそうです。
使用した額は規格寸法300角の「
7916/ブラック色」ベタ塗りのような真っ黒ではなく、優しい木目が感じられる風合いです。BOX内部最背面には、7916額の優しいブラック色と相性のいい、黒木目ボードを使用してあり、どこか素朴さを残した色合いでまとまっています。
写真風イラストはアクリルを挟んで重ね、すこし奥行き感を出しました。アクリルスタンドの周囲を取り囲むようにしてちりばめてあり、モノクロだった世界に、これからもカラフルな思い出が増えていく、そんな想像を掻き立ててくれます。
僕ヤバは現在も週刊少年チャンピオンで連載中!思春期のぎこちなさ、そして純粋さを、ユーモアと切なさを交えて丁寧に描いた珠玉の青春ラブコメ「僕ヤバ」。お互いを理解し合いながら世界を広げていくことの尊さとすばらしさを、等身大で教えてくれるような作品です。これからの展開がまだまだ気になります。
「僕ヤバ」というコンテンツが届けてくれた温かな「世界」、そして何よりも、このかけがえのない物語を生み出してくれた作者・桜井のりお先生に、心からの感謝を捧げます。