浮世絵を額装しました。日本を代表する浮世絵師、葛飾北斎の描いた富嶽三十六景の「神奈川沖浪裏」と「凱風快晴」です。
使用したフレームはどちらも「9755 セピア」。角を丸く削って仕上げた隅丸の額で、水墨画や書道作品はもちろん、今回のように浮世絵など和風の作品と非常に良く合う人気の商品です。マットは「22141 白芯グレー」を選択。残念ながらこのマットは実店舗での在庫限りの品なのですが、葛飾北斎の描く浮世絵の迫力ある雰囲気にぴったりです。
今回は複製画ということで、お客様とのご相談の結果、額装に際して「裏打ち」作業をさせていただきました。
歴史的に貴重なものや手を加えると価値が下がってしまうようなお品の場合は、極力作品への加工はしないほうが良いです。しかし、長期的に飾ることを考えた場合、湿気などによる波打ちを防止する観点では、完成した額装の状態を保つことができる「裏打ち」加工は有用です。そのため「複製画」などの際はおすすめの作業ですので、ぜひご検討ください。もし加工が必要かどうか迷う際は、お気軽にスタッフへご相談を!
加工をしないほうが良いと判断させていただいた場合は、作品へダメージが及ばない「浮世絵専用の額装方法」もございますのでご安心ください。
あなたの大切な作品に合った額装方法を、心を込めてご提案いたします。