額装実例集

 空手、キックボクシングなどの打撃系世界最強を決めるK-1。こちらは選手の象徴とも言える、トランクスの額装です。以前にもご依頼いただいた額縁に、タテヨコの大きさを揃えて製作しました。若干の汚しの入ったゴールドのフレームとスエード赤の組み合わせで、キングをイメージさせるデザインです。
　額縁の構造はシンプルで、内部に深さを設けたボックス額に、縫い付けや布用両面テープを駆使してトランクスを飾っています。ボックス内の深さは50ミリとしました。腰回りの部分など、トランクスは意外と厚みがあるので、表面カバーが品物に干渉しない余裕が必要です。フレーム自体の高さを超えてしまうので、ボックス部分が後ろに出っ張った形になりますが、高さのあるフレームではあるので違和感はありません。
　例えばボックスの深さは15cmにも20cmにもできますが、その分背面が出っ張ってしまいます。グローブを一緒に飾る場合などはどうしても深さが必要になりますが、何とか違和感が軽減されるようなご提案を差し上げたいところです。背面ではなく、アクリル部分を前面にせり出させるなど、必要に応じて検討いたします。