写真と見紛う、鮮やかな風景を織りあげたペルシャ絨毯です。ペルシャ絨毯の毛足の長さと密度が生む濃い色合いは、鮮やかな風景を表現するのにも向いているのでしょう。
岩肌に沿って流れて来る川、遠くの山々が冷え冷えとそびえる様子など、奥行きがあり、重厚な仕立てが特によく合います。額の金と縁取りの黒の対比で、周囲に強いコントラストが生まれていますが、作品が負けてしまうこともなく、いっそう色鮮やかな仕上がりになりました。
こちらの額は、金と濃いブロンズ系のフレーム材で枠を大小作り、内側に当たる枠をマット材として利用しています。
似ている仕様にこちらの額装があり、同様に絵画風の絨毯を額装しています。
マット材の代替品として形状が大丈夫かどうかの確認は必要ですが、こだわりのある仕立てにしたい場合にお勧めの額装方法です。違った額を組み合わせてもオリジナリティが出ますが、
22-6093と
12-6091のように、揃いの額を組み合わせるのも、周囲が一つの素材で決まる面白味が出ます。いずれも、額の個性が強調されますが、堂々とした仕上がりになるでしょう。こちらの額装も、作品のパワーが引き立てられる仕上がりになりました。