富嶽三十六景・浪裏、言わずと知れた葛飾北斎の代表作です。海外にも多大な影響を与えた本作は、様々なパロディも含め、数多く世の中に出回っています。
こちらの額装例はオリジナルの浮世絵を再現した複製画ですが、作品を囲う周囲のマットに、水彩ペンと色鉛筆でイラストを施されています。[額装マット]は簡単に言うと厚紙。もともと、端切れとなったマットに水彩画やイラストを描く方も多くいらっしゃいますので、窓抜きされたマットに装飾を加えても何ら問題はありません。日本ではあまり行われませんが、マット部分にサインを入れたり、証明のシールを貼る作家さんも見られます。
こちらで使用しているマットは、並マットの[オフ白10040]。表面に凹凸の無い、プレーンな白のマットです。この他にも、[ワーグマン10043]はまさにワーグマンブランドの水彩紙が表面に貼られたマットになりますので、水彩画の微妙な濃淡を表現するのに適しています。白系のマットの他、多少色味の入ったマットでも良いでしょう。
画面外に飛び出す波が、作品の持つ立体感、躍動感をより強調する額装になりました。マットにイラストを描くのは完全に創作活動なので、弊社でお客様がご希望するイラストを描くことはできません。ご自身の作品を飾る場合など、マットにも作品のエッセンスをちょっぴり加えると、よりオンリーワンの額装ということが強調されることでしょう。